球磨川くだり人吉発船場が『HASSENBA』として令和3年7月に開業！
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メディアリリース
令和3年1月2６日
球磨川くだり株式会社
令和2年7月豪雨からの地域復興のシンボルを目指して
球磨川くだり人吉発船場が『HASSENBA』として再生
〜令和3年７月に開業予定〜
河川舟運事業を展開する球磨川くだり株式会社（本社：人吉市、代表取締役：瀬崎公介）は令和2年7月豪雨の被災を乗り越え、100年以上の歴史を誇る人吉球磨の観光のシンボル「球磨川くだり」人吉発船場のリノベーション工事を行い、「ツアーデスク」「カフェ」「ショップ」の機能を兼ね備えた観光拠点施設『HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA』として２０２１年7月に開業します。被災した地域復興のシンボルとして、賑わい創出や観光誘客の一助となることを願いつつ、本年7月の開業を目指して現在リノベーション工事を進めております。つきましては、取材方よろしくお願い申し上げます。
＜取材について＞コロナ感染症拡大に伴う緊急事態宣言下につき、合同記者会見は差し控えさせていただきます。取材日を設定しメディアの皆様の個別対応をさせていただきますので、お手数をおかけいたしますが、リリース最下部の連絡先までご連絡をお願いいたします。
「HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA」完成イメージ
■球磨川と共に歩んできた歴史
球磨川の氾濫により全てを失った球磨川くだり株式会社。人吉球磨地域を約７００年に渡って統治した相良藩の参勤交代と陸の孤島である人吉盆地の物流を担う舟運を起源とする川下りの歴史は球磨川とともに歩んで来ました。しかしながら、昨年令和2年の7月、弊社の運営する「球磨川くだり」観光事業は、一心同体のパートナーとも言える球磨川の氾濫によって壊滅的な被害を受けました。当社はこれまでの長い歴史の中で球磨川の恩恵を受けて生業を営む事ができたのですから、自然災害という人智の及ばない事象に見舞われても、球磨川には恨みはありません。そしてこれからの未来も球磨川と共に歩んで行く覚悟です。被災直後には不可能にも思われた再建ですが、多くの皆様のご尽力を賜って、その再建に向けた第一歩としての再生計画〜HASSENBA RENOVATION PROJECT〜が進んでおります。
人吉復興のシンボル「球磨川くだり」
■HASSENBA RENOVATION PROJECTの背景
今回の水害によって、球磨川は「暴れ川」と表現されることが多く見受けられます。しかし、私たちが普段見ている球磨川は穏やかであり、鮎が泳ぎ、カワセミ・ヤマセミなど水鳥の憩いの場となる美しい清流です。一方、これまでの人吉球磨の観光を振り返ると、川沿いのカフェや人吉球磨の豊かな物産を購入できるショップ、アクティビティの拠点などを兼ね備えた観光拠点施設が少なく、今後人吉球磨地域の観光産業を再建していくためには、拠点施設は必要不可欠だと考えました。
HASSENBA RENOVATION PROJECTではその背景から、新生人吉発船場が人吉球磨を「発信」、「発見」、「発展」する場として「HASSENBA〜HITOYOSHI KUMAGAWA」として再建することを目指しています。
■「HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA」のコンセプト
「発見」
人吉球磨の新しい魅力を発見する場。
球磨川下りの文化を守りつつ、これまで地元の人ですら見落としていた価値を発見し
人吉球磨の魅力ある街づくりに貢献する。
「発信」
人吉球磨の新しい魅力を発信する場。
自然、文化、食などで新たに見出した価値を県内外に発信し
人吉球磨の PR に貢献する。
「発展」
人吉球磨の新しい魅力を発展させる場。
球磨川下りだけではなく食やアクティビティを楽しめる場にすることで
人吉球磨の観光や地域の在り方を発展させる。
■HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA の施設概要
HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA（以下HASSENBA）はこれまでの乗船券売り場・待合所の『発船場』機能だけでなく、「アクティビティ・カフェ・ショップ」を兼ね備えた『観光拠点施設』として生まれ変わります。
①ツアーデスク
・川下りの乗船券売り場
・ラフティング及びサイクリングツアーの受付窓口
・観光案内所
②九州パンケーキカフェ人吉店（仮称）
・１F パンケーキカフェ
・２F 展望テラス、展望バー、イベントスペース※席数は未定です
③HASSEN MARKET（仮称）
・HASSENBAブランドのオリジナル商品の販売
・上記商品のECでの販売
なお、HASSENBA開業に際し、当社敷地内に下記の施設も併せて整備致します。
④KUMAGAWA MARCHE（球磨川マルシェ）
・人吉球磨の事業者が気軽に出店できるマーケットスペース
・イベントスペース
⑤KUMAGAWA BASE（球磨川ベース）
・アクティビティ参加者向けの設備（更衣室、シャワーブース、トイレなど）
⑥KUMAGAWA FACTORY（船舶整備工場）
・使用船舶の整備、修理を行う自社整備工場
《施設概要の詳細について》
１．ツアーデスク
これまでのメイン事業である川下りの乗船券売り場としてだけでなく、球磨村渡にあったラフティングの窓口も統合します。また、新規事業として開始する「復興サイクリングツアー」のツアーデスクとしての役割も果たします。
復興サイクリングツアーとは
水害から力強く前に進む「復興の姿」を伝える新事業。自転車を活用することで観光資源が点在する人吉市内を手軽に周遊が可能となることと同時に、地元の観光施設や商店などの事業所と連携して協働型観光体験としてツアーを実施していきます。尚、本事業は熊本県被災地域産業再興支援事業に採択頂き、環境に配慮したe-Bike（電動アシスト自転車）を既に10台導入しています。また、本事業を開始するにあたり、まち歩き型サイクリングツアーのリーディングカンパニーである株式会社美ら地球（本社：岐阜県飛騨市、代表取締役：山田拓）とのアドバイザリー契約を締結し、コース造成・ガイド育成などの支援を頂いています。
２．九州パンケーキカフェ人吉店（仮称）
株式会社一平ホールディングス（本社：宮崎市、代表取締役：村岡浩司）傘下で「九州パンケーキカフェ」等の飲食店を展開する株式会社一平（本社：宮崎市、代表取締役社長：鬼束文士）とフランチャイズ契約を締結し、HASSENBAで以前営業していたレストラン跡をリニューアルして「九州パンケーキカフェ人吉店（仮称）」を開業します。テラス席も併設し、HASSENBA前に広がる球磨川・人吉城址跡などの景色を楽しむ事ができます。観光客はもちろん地元住民の「地域の憩いの場」となることを目指します。
九州パンケーキカフェ人吉店（仮称）イメージ
九州パンケーキカフェとは
九州産の小麦や雑穀にこだわり、乳化剤・香料・加工澱粉などは一切使用していない商品「九州パンケーキ」を中心に九州の食材にこだわったメニューを展開するカフェ。地元人吉球磨地方の農業素材を積極的に用いて、地産地食のメニューを取り揃えて参ります。
九州パンケーキカフェメニューイメージ
３．HASSEN MARKET（仮称）
九州パンケーキカフェと同じく株式会社一平ホールディングス傘下で「KYUSHU ISLAND」ブランドで九州の豊かな農業資源を活用した商品開発を行い・販売する株式会社九州テーブル（本社：宮崎市、代表取締役社長：内村建久）と提携し、地域産品のセレクトを行い、物販事業にも力を入れていきます。今回の豪雨災害で特に被害の大きかった県南地区に焦点を当て、「くまもと県南フードバレー」、「水俣・芦北地域雇用創造協議会」等の関係団体と連携し、被災した県南地域のメーカーや生産者と共同開発した球磨川くだりオリジナルの「HASSENBA」ブランド開発・商品販売も行います。本事業による県南産品の消費拡大を通じて復興に貢献していくことを目指します。
HASSEN MARKET（仮称）および店内イメージ
＜メディア対応について＞
新型コロナウィルス感染防止を考慮して、メディアの皆様にお集まり頂いての合同記者会見等は開催を控えさせて頂きます。つきましては1月29日(金)10:00〜16:00に１時間に1社ずつ「現地仮設事務所」にて取材のご対応をさせて頂きます。ご希望のメディア様はお気軽にお問い合わせください。
＜お問い合わせ先＞
球磨川くだり株式会社 HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA
熊本県人吉市下新町333−1
公式ウェブサイト：https://kumagawa.co.jp
広報担当/連絡先：瀬崎 電話（代表）0966-22-5555 メール info＠kumagawa.co.jp